第87期 決 算 公 告
平成28年6月28日
東京都中央区八重洲二丁目10番17号 株式会社 商工組合中央金庫 代 表 取 締 役 安 達 健 祐
貸借対照表(平成28年3月31日現在)
(単位:百万円)
科 目 金 額 科 目 金 額
(資 産 の 部) (負 債 の 部)
現 金 預 け 金 1,178,446 預 金 5,164,801
現 金 24,847 当 座 預 金 507,010
預 け 金 1,153,598 普 通 預 金 1,218,751
コ ー ル ロ ー ン 21,294 通 知 預 金 41,311
買 入 金 銭 債 権 26,267 定 期 預 金 3,278,280
特 定 取 引 資 産 26,576 そ の 他 の 預 金 119,447
商 品 有 価 証 券 3,369 譲 渡 性 預 金 126,924
特 定 金 融 派 生 商 品 23,206 債 券 4,816,868
有 価 証 券 1,703,504 債 券 発 行 高 4,816,868
国 債 1,248,051 コ ー ル マ ネ ー 383
地 方 債 50,058 売 現 先 勘 定 13,525
社 債 330,324 債 券 貸 借 取 引 受 入 担 保 金 105,546
株 式 34,279 特 定 取 引 負 債 17,834
そ の 他 の 証 券 40,789 特 定 金 融 派 生 商 品 17,834
貸 出 金 9,539,544 借 用 金 1,059,189
割 引 手 形 206,260 借 入 金 1,059,189
手 形 貸 付 331,520 外 国 為 替 85
証 書 貸 付 8,011,820 外 国 他 店 預 り 2
当 座 貸 越 989,942 外 国 他 店 借 58
外 国 為 替 16,877 売 渡 外 国 為 替 16
外 国 他 店 預 け 8,060 未 払 外 国 為 替 8
買 入 外 国 為 替 1,245 そ の 他 負 債 160,833
取 立 外 国 為 替 7,571 未 払 法 人 税 等 7,063
そ の 他 資 産 32,593 未 払 費 用 8,114
前 払 費 用 5,529 前 受 収 益 10,362
未 収 収 益 6,739 従 業 員 預 り 金 3,842
金 融 派 生 商 品 1,875 金 融 派 生 商 品 432
金融商品等差入担保金 12,063 金融商品等受入担保金 15,307
そ の 他 の 資 産 6,384 リ ー ス 債 務 4
有 形 固 定 資 産 41,970 資 産 除 去 債 務 121
建 物 15,665 未 払 債 券 元 金 80,208
土 地 23,309 そ の 他 の 負 債 35,375
リ ー ス 資 産 4 賞 与 引 当 金 4,400
建 設 仮 勘 定 607 退 職 給 付 引 当 金 19,897
その他の有形固定資産 2,383 役員退職慰労引当金 99 無 形 固 定 資 産 12,772 睡 眠 債 券 払 戻 損 失 引 当 金 5,257
ソ フ ト ウ ェ ア 11,675 環 境 対 策 引 当 金 158
その他の無形固定資産 1,097 支 払 承 諾 102,574
前 払 年 金 費 用 20,917 支 払 承 諾 100,965
繰 延 税 金 資 産 44,393 代 理 貸 付 保 証 1,609
支 払 承 諾 見 返 102,574 負 債 の 部 合 計 11,598,380 支 払 承 諾 見 返 100,965 (純 資 産 の 部)
代 理 貸 付 保 証 見 返 1,609 資 本 金 218,653
貸 倒 引 当 金 △260,244 危 機 対 応 準 備 金 150,000
特 別 準 備 金 400,811
資 本 剰 余 金 0
そ の 他 資 本 剰 余 金 0
利 益 剰 余 金 118,975
損益計算書 (
平成27年4月1日から 平成28年3月31日まで
)
(単位:百万円)
科 目 金 額
経 常 収 益 170,250
資 金 運 用 収 益 143,702
貸 出 金 利 息 132,291
有 価 証 券 利 息 配 当 金 7,807
コ ー ル ロ ー ン 利 息 51
買 現 先 利 息 6
預 け 金 利 息 1,397
そ の 他 の 受 入 利 息 2,147
役 務 取 引 等 収 益 11,110
受 入 為 替 手 数 料 1,568
そ の 他 の 役 務 収 益 9,541
特 定 取 引 収 益 5,191
商 品 有 価 証 券 収 益 160
特 定 金 融 派 生 商 品 収 益 5,031
そ の 他 業 務 収 益 3,641
外 国 為 替 売 買 益 1,674
国 債 等 債 券 売 却 益 1,966
そ の 他 経 常 収 益 6,605
償 却 債 権 取 立 益 52
株 式 等 売 却 益 856
そ の 他 の 経 常 収 益 5,696
経 常 費 用 136,724
資 金 調 達 費 用 17,655
預 金 利 息 4,339
譲 渡 性 預 金 利 息 257
債 券 利 息 8,606
コ ー ル マ ネ ー 利 息 9
売 現 先 利 息 30
債 券 貸 借 取 引 支 払 利 息 20
借 用 金 利 息 4,319
そ の 他 の 支 払 利 息 72
役 務 取 引 等 費 用 3,835
支 払 為 替 手 数 料 392
そ の 他 の 役 務 費 用 3,442
特 定 取 引 費 用 17
特 定 取 引 有 価 証 券 費 用 17
そ の 他 業 務 費 用 743
国 債 等 債 券 売 却 損 130
国 債 等 債 券 償 却 544
債 券 発 行 費 償 却 16
金 融 派 生 商 品 費 用 51
営 業 経 費 78,618
そ の 他 経 常 費 用 35,853
貸 倒 引 当 金 繰 入 額 32,677
貸 出 金 償 却 346
株 式 等 売 却 損 113
株 式 等 償 却 30
そ の 他 の 経 常 費 用 2,687
経 常 利 益 33,525
特 別 利 益 22
固 定 資 産 処 分 益 22
特 別 損 失 302
固 定 資 産 処 分 損 196
減 損 損 失 106
税 引 前 当 期 純 利 益 33,246
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税 14,128
法 人 税 等 調 整 額 7,549
法 人 税 等 合 計 21,678
当 期 純 利 益 11,567
個別注記表
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
重要な会計方針
1. 特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利 益を得る等の目的(以下、「特定取引目的」という。)の取引については、取引の約定時点を基準とし、貸借対照表 上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を損益計算書上「特定取引収 益」及び「特定取引費用」に計上しております。
特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については決算日の時価により、スワップ・ 先物・オプション取引等の派生商品については決算日において決済したものとみなした額により行っております。 また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当事業年度中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権等に ついては前事業年度末と当事業年度末における評価損益の増減額を、派生商品については前事業年度末と当事業年 度末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。
2. 有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、子会社・子法人等株 式及び関連法人等株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については原則として、時価のある株 式については決算期末月1ヵ月平均に基づいた市場価格等、時価のある株式以外のものについては決算日の市場価 格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価を把握することが極めて困難と認め られるものについては移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。 3. デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。 4. 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
有形固定資産は、定率法を採用しております。また、主な耐用年数は次のとおりであります。 建物 2年~60年
その他 2年~20年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウェアについては、金庫内におけ る利用可能期間(主として5年)に基づいて償却しております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数と した定額法により償却しております。なお、残存価額については零としております。
5. 繰延資産の処理方法
債券発行費は、支出時に全額費用として処理しております。 6. 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、主として決算日の為替相場による円換算額を付しております。 7. 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」(日本公認会計士 協会銀行等監査特別委員会報告第4号 平成24年7月4日)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する 債権については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に 基づき計上しております。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保 証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額を計上しております。破綻先債権及び実質破
(2) 賞与引当金
賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支給見込額のうち、当事業年度に帰 属する額を計上しております。
(3) 退職給付引当金
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額 に基づき、必要額を計上しております。また、退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末ま での期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。なお、過去勤務費用及び数理計算上の 差異の損益処理方法は次のとおりであります。
過去勤務費用 : その発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(14年)による定額法により損益 処理
数理計算上の差異: 各事業年度の発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(14年)による定額法に より按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から損益処理
(4) 役員退職慰労引当金
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額の うち、当事業年度末までに発生していると認められる額を計上しております。
(5) 睡眠債券払戻損失引当金
睡眠債券払戻損失引当金は、負債計上を中止した債券等について、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見 積り必要と認める額を計上しております。
(6) 環境対策引当金
環境対策引当金は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の処理費用の支出に備えるため、今後発生すると認 められる額を計上しております。
8. ヘッジ会計の方法
(1) 為替変動リスク・ヘッジ
外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取引等 の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平成14年7 月29日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債権債務等 の為替変動リスクを減殺する目的で行う為替スワップ取引をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権 債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効性を評価 しております。
(2) 内部取引等
デリバティブ取引のうち特定取引勘定とそれ以外の勘定との間(又は内部部門間)の内部取引については、ヘ ッジ手段として指定している金利スワップ取引に対して、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上 及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日。以下、「業種別監 査委員会報告第24号」という。)に基づき、恣意性を排除し厳格なヘッジ運営が可能と認められる対外カバー取引 の基準に準拠した運営を行っているため、当該金利スワップ取引から生じる収益及び費用は消去せずに損益認識 を行っております。
なお、一部の資産・負債については、繰延ヘッジ、あるいは金利スワップの特例処理を行っております。 9. 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
会計方針の変更
(「企業結合に関する会計基準」等の適用)
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日。以下、「企業結合会計基準」という。)及 び 「事 業 分 離 等 に 関 す る 会 計 基 準」(企 業 会 計 基 準 第 7 号 平 成 25 年 9 月 13 日。以 下、「事 業 分 離 等 会 計 基 準」 と い う。)等を当事業年度から適用し、取得関連費用を発生した事業年度の費用として計上する方法に変更しております。 また、当事業年度の期首以後実施される企業結合については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の配分額の見 直しを企業結合日の属する事業年度の計算書類に反映させる方法に変更いたします。
企業結合会計基準等の適用については、企業結合会計基準第58-2項(4)及び事業分離等会計基準第57-4項(4) に定める経過的な取扱いに従っており、当事業年度の期首時点から将来にわたって適用しております。
なお、当事業年度において、計算書類に与える影響額はありません。
追加情報
(特別準備金)
平成20年10月1日の株式会社化に伴い、株式会社商工組合中央金庫法附則第5条に基づき、資本金、利益剰余金か ら特別準備金への振替を行っております。
なお、特別準備金は、次の性格を有しております。
(1) 剰余金の額の計算においては、株式会社商工組合中央金庫法第43条の規定に基づき、特別準備金の額は、資本金 及び準備金の額の合計額に算入されます。
(2) 欠損のてん補を行う場合、株式会社商工組合中央金庫法第44条第1項の規定に基づき、資本準備金及び利益準備 金の額の合計額が零となったときは、特別準備金の額を減少することができます。なお、特別準備金の額を減少し た後において剰余金の額が零を超えることとなったときは、株式会社商工組合中央金庫法第44条第3項の規定に基 づき、特別準備金の額を増加しなければなりません。
(3) 自己資本の充実の状況その他財務内容の健全性が向上し、その健全性が確保されるに至ったと認められる場合に は、株式会社商工組合中央金庫法第45条の規定に基づき、株主総会の決議によって、特別準備金の額の全部又は一 部を国庫に納付することができます。
(4) 仮に清算することとなった場合には、その債務を弁済してなお残余財産があるときは、株式会社商工組合中央金 庫法第46条の規定に基づき、特別準備金の額を国庫に納付するものとされています。
(危機対応準備金)
株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の6に基づき、危機対応業務の円滑な実施のため、政府が出資した金額を 危機対応準備金として計上しております。
なお、危機対応準備金は次の性格を有しております。
(1) 剰余金の額の計算においては、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の9第1項の規定により読み替えて適用 される同法第43条の規定に基づき、危機対応準備金の額は、資本金及び準備金の額の合計額に算入されます。 (2) 欠損のてん補を行う場合、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の7の規定に基づき、特別準備金の額が零と
なったときは、危機対応準備金の額を減少することができます。なお、危機対応準備金の額を減少した後において 剰余金の額が零を超えることとなったときは、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の9第1項の規定により読 み替えて適用される同法第44条第3項の規定に基づき、危機対応準備金の額を増加しなければなりません。この危 機対応準備金の額の増加は、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の9第2項の規定に基づき、特別準備金の額 の増加に先立って行うこととされています。
(3) 危機対応業務の円滑な実施のために必要な財政基盤が十分に確保されるに至ったと株式会社商工組合中央金庫が 認める場合には、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の8及び第2条の9第1項の規定により読み替えて適用 される同法第45条の規定に基づき、株主総会の決議によって、危機対応準備金の額の全部又は一部に相当する金額 を国庫に納付するものとされています。
(4) 仮に清算することとなった場合には、その債務を弁済してなお残余財産があるときは、株式会社商工組合中央金 庫法附則第2条の9第1項の規定により読み替えて適用される同法第46条及び同法附則第2条の9第3項の規定に 基づき、危機対応準備金の額を国庫に納付するものとされています。
注記事項
(貸借対照表関係)
1. 関係会社の株式及び出資金総額 3,441百万円
2. 貸出金のうち、破綻先債権額は68,203百万円、延滞債権額は381,299百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利 息 の 取 立 て 又 は 弁 済 の 見 込 み が な い も の と し て 未 収 利 息 を 計 上 し な か っ た 貸 出 金 (貸 倒 償 却 を 行 っ た 部 分 を 除 く。 以下、「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イ からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを 目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
3. 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は571百万円であります。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で 破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
4. 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は14,370百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶 予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3 ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。
5. 破 綻 先 債 権 額、 延 滞 債 権 額、3 ヵ 月 以 上 延 滞 債 権 額 及 び 貸 出 条 件 緩 和 債 権 額 の 合 計 額 は 464,443 百 万 円 で あ り ま す。
なお、上記2.から5.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
6. 手形割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた銀 行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替等は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる 権利を有しておりますが、その額面金額は、207,506百万円であります。
7. 担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産
有価証券 850,352百万円
担保資産に対応する債務
預金 6,343百万円
売現先勘定 13,525百万円
債券貸借取引受入担保金 105,546百万円
借用金 540,000百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、有価証券62,171百万円を差し入 れております。
また、その他の資産には、保証金・敷金等2,151百万円が含まれております。
8. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契 約 上 規 定 さ れ た 条 件 に つ い て 違 反 が な い 限 り、 一 定 の 限 度 額 ま で 資 金 を 貸 し 付 け る こ と を 約 す る 契 約 で あ り ま す。 これらの契約に係る融資未実行残高は、1,028,534百万円であります。このうち原契約期間が1年以内のもの又は任 意の時期に無条件で取消可能なものが986,020百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも 当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変 化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを受けた融資の中止又は契約極度額の 減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等 の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じ て契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
9. 有形固定資産の減価償却累計額 65,200百万円 10. 有形固定資産の圧縮記帳額 17,523百万円
11. 借入金には、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨の特約が付された劣後特約付借入金46,000百万円が含 まれております。
12. 「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)による社債に対する当金庫の保証 債務の額は182,989百万円であります。
13. 関係会社に対する金銭債権総額 14,947百万円 14. 関係会社に対する金銭債務総額 6,592百万円
15. 経済産業省・財務省・内閣府関係株式会社商工組合中央金庫法施行規則第83条第1項第3号ロ(11)に規定する 単体自己資本比率(国際統一基準)は、単体普通株式等Tier1比率12.07%、単体Tier1比率12.07%、単体総自己 資本比率13.41%であります。
(損益計算書関係)
関係会社との取引による収益
資金運用取引に係る収益総額 62百万円
役務取引等に係る収益総額 18百万円
その他業務・その他経常取引に係る収益総額 81百万円 関係会社との取引による費用
資金調達取引に係る費用総額 2百万円
その他の取引に係る費用総額 5,226百万円
(有価証券関係)
貸借対照表の「国債」「地方債」「社債」「株式」「その他の証券」のほか、「商品有価証券」、「買入金銭債権」中の信 託受益権が含まれております。
1. 売買目的有価証券(平成28年3月31日現在)
当事業年度の損益に含まれた 評価差額(百万円)
売買目的有価証券 359
2. 満期保有目的の債券(平成28年3月31日現在)
種類
貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円) 時 価 が 貸 借 対 照 表 計 上 額
を超えるもの
国債 529,823 545,339 15,515
社債 20,612 20,908 295
小計 550,436 566,247 15,810
時 価 が 貸 借 対 照 表 計 上 額 を超えないもの
国債 - - -
社債 - - -
小計 - - -
合計 550,436 566,247 15,810
3. 子会社・子法人等株式及び関連法人等株式(平成28年3月31日現在)
貸借対照表計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
子会社・子法人等株式 - - -
関連法人等株式 - - -
合計 - - -
(注) 時価を把握することが極めて困難と認められる子会社・子法人等株式及び関連法人等株式
貸借対照表計上額
(百万円)
子会社・子法人等株式 3,441
関連法人等株式 -
合計 3,441
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表の「子会 社・子法人等株式及び関連法人等株式」には含めておりません。
4. その他有価証券(平成28年3月31日現在)
種類
貸借対照表計上額
(百万円)
取得原価
(百万円)
差額
(百万円)
貸借対照表計上額が 取得原価を超えるもの
株式 20,075 7,616 12,459
債券 1,066,975 1,053,062 13,912 国債 718,228 707,650 10,577
地方債 50,058 49,495 563
社債 298,688 295,916 2,771
その他 40,789 35,429 5,360
小計 1,127,840 1,096,108 31,731
貸借対照表計上額が 取得原価を超えないもの
株式 1,476 1,927 △451
債券 11,022 11,091 △68
国債 - - -
地方債 - - -
社債 11,022 11,091 △68
その他 8,149 8,149 -
小計 20,648 21,168 △520
合計 1,148,488 1,117,277 31,211
(注) 時価を把握することが極めて困難と認められるその他有価証券
貸借対照表計上額
(百万円)
株式 9,286
その他 0
合計 9,286
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表の「その 他有価証券」には含めておりません。
5. 当事業年度中に売却したその他有価証券(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
売却額
(百万円)
売却益の合計額
(百万円)
売却損の合計額
(百万円)
株式 2,265 846 83
債券 591,683 1,966 130
国債 591,683 1,966 130
その他 891 10 29
合計 594,839 2,823 244
6. 減損処理を行った有価証券
売買目的有価証券以外の有価証券(時価を把握することが極めて困難なものを除く)のうち、当該有価証券の時 価が取得原価に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがあると認められないものについ ては、当該時価をもって貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当事業年度の損失として処理(以下、「減損 処理」という。)しております。
当事業年度における減損処理額は、564百万円(うち、株式19百万円、社債544百万円)であります。
また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準は、資産の自己査定基準において、有価証券の発行会社 の区分ごとに次のとおり定めております。
破綻先、実質破綻先、破綻懸念先 時価が取得原価に比べて下落
要注意先 時価が取得原価に比べて30%以上下落
正常先 時価が取得原価に比べて50%以上下落
なお、要注意先とは今後管理に注意を要する債務者、正常先とは破綻先、実質破綻先、破綻懸念先及び要注意先 以外の債務者であります。
(税効果会計関係)
1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それぞれ次のとおりであります。 繰延税金資産
貸倒引当金 63,592百万円
その他 9,680
繰延税金資産小計 73,272
評価性引当額 △18,112
繰延税金資産合計 55,159 繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 9,516
子会社株式 701
固定資産圧縮積立金 237
前払年金費用 310
その他 0
繰延税金負債合計 10,766 繰延税金資産の純額 44,393百万円
2. 「所得税法等の一部を改正する法律」(平成28年法律第15号)及び「地方税法等の一部を改正する等の法律」(平成 28年法律第13号)が平成28年3月29日に国会で成立し、平成28年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率等 の引下げが行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税 率は従来の32.91%から、平成28年4月1日に開始する事業年度及び平成29年4月1日に開始する事業年度に解消が 見込まれる一時差異については30.73%に、平成30年4月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異 については30.49%となります。この税率変更により、繰延税金資産は2,085百万円減少し、その他有価証券評価差 額金は514百万円、法人税等調整額は2,600百万円それぞれ増加しております。
(1株当たり情報)
1株当たりの純資産額 164円61銭
純資産額の算定にあたっては、株式会社商工組合中央金庫法施行規則に基づき、危機対応準備金及び特別準備金 を控除しております。
1株当たりの当期純利益金額 5円31銭
第87期 決 算 公 告
平成28年6月28日
東京都中央区八重洲二丁目10番17号 株式会社 商工組合中央金庫 代 表 取 締 役 安 達 健 祐
連結貸借対照表(平成28年3月31日現在)
(単位:百万円)
科 目 金 額 科 目 金 額
(資 産 の 部) (負 債 の 部)
現 金 預 け 金 1,178,517 預 金 5,158,981
コールローン及び買入手形 21,294 譲 渡 性 預 金 126,924
買 入 金 銭 債 権 26,267 債 券 4,816,468
特 定 取 引 資 産 26,576 コールマネー及び売渡手形 383
有 価 証 券 1,700,178 売 現 先 勘 定 13,525
貸 出 金 9,525,155 債 券 貸 借 取 引 受 入 担 保 金 105,546
外 国 為 替 16,877 特 定 取 引 負 債 17,834
そ の 他 資 産 122,614 借 用 金 1,120,189
有 形 固 定 資 産 43,059 外 国 為 替 85
建 物 16,181 そ の 他 負 債 167,312
土 地 23,803 賞 与 引 当 金 4,629
リ ー ス 資 産 2 退職給付に係る負債 26,385
建 設 仮 勘 定 607 役員退職慰労引当金 136
その他の有形固定資産 2,465 睡 眠 債 券 払 戻 損 失 引 当 金 5,257
無 形 固 定 資 産 12,694 環 境 対 策 引 当 金 158
ソ フ ト ウ ェ ア 11,610 そ の 他 の 引 当 金 73
その他の無形固定資産 1,083 繰 延 税 金 負 債 54 退職給付に係る資産 3,440 支 払 承 諾 102,623 繰 延 税 金 資 産 52,502 負 債 の 部 合 計 11,666,570 支 払 承 諾 見 返 102,623 (純 資 産 の 部)
貸 倒 引 当 金 △261,333 資 本 金 218,653
危 機 対 応 準 備 金 150,000
特 別 準 備 金 400,811
資 本 剰 余 金 0
利 益 剰 余 金 126,186
自 己 株 式 △1,026
株 主 資 本 合 計 894,624 その他有価証券評価差額金 21,722 退職給付に係る調整累計額 △16,245 その他の包括利益累計額合計 5,477 非 支 配 株 主 持 分 3,796 純 資 産 の 部 合 計 903,898 資 産 の 部 合 計 12,570,469 負 債 及 び 純 資 産 の 部 合 計 12,570,469
連結損益計算書 (
平成27年4月1日から 平成28年3月31日まで
)
(単位:百万円)
科 目 金 額
経 常 収 益 204,406
資 金 運 用 収 益 143,668
貸 出 金 利 息 132,252
有 価 証 券 利 息 配 当 金 7,810 コ ー ル ロ ー ン 利 息 及 び 買 入 手 形 利 息 51
買 現 先 利 息 6
預 け 金 利 息 1,397
そ の 他 の 受 入 利 息 2,148
役 務 取 引 等 収 益 11,642
特 定 取 引 収 益 5,191
そ の 他 業 務 収 益 37,364
そ の 他 経 常 収 益 6,540
償 却 債 権 取 立 益 52
そ の 他 の 経 常 収 益 6,488
経 常 費 用 169,456
資 金 調 達 費 用 17,859
預 金 利 息 4,338
譲 渡 性 預 金 利 息 257
債 券 利 息 8,605
コ ー ル マ ネ ー 利 息 及 び 売 渡 手 形 利 息 9
売 現 先 利 息 30
債 券 貸 借 取 引 支 払 利 息 20
借 用 金 利 息 4,525
そ の 他 の 支 払 利 息 72
役 務 取 引 等 費 用 3,878
特 定 取 引 費 用 17
そ の 他 業 務 費 用 31,861
営 業 経 費 79,854
そ の 他 経 常 費 用 35,984
貸 倒 引 当 金 繰 入 額 32,780
そ の 他 の 経 常 費 用 3,204
経 常 利 益 34,950
特 別 利 益 31
固 定 資 産 処 分 益 31
特 別 損 失 311
固 定 資 産 処 分 損 205
減 損 損 失 106
税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 34,670
法 人 税、 住 民 税 及 び 事 業 税 14,570
法 人 税 等 調 整 額 7,634
連結注記表
Ⅰ 連結計算書類の作成方針
子会社、子法人等及び関連法人等の定義は、株式会社商工組合中央金庫法第23条第2項、株式会社商工組合中央金 庫法施行令第7条第2項及び同条第3項に基づいております。
1. 連結の範囲に関する事項
(1) 連結される子会社及び子法人等 7社 会社名
八重洲商工株式会社
株式会社商工中金情報システム 商工サービス株式会社
八重洲興産株式会社
株式会社商工中金経済研究所 商工中金リース株式会社 商工中金カード株式会社
(2) 非連結の子会社及び子法人等 1社 会社名
八重洲緑関連事業協同組合
非連結の子会社及び子法人等は、その資産、経常収益、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に 見合う額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、連結の範囲から除いても企業集団の 財政状態及び経営成績に関する合理的な判断を妨げない程度に重要性が乏しいため、連結の範囲から除外して おります。
2. 持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用の非連結の子会社及び子法人等 該当ありません。
(2) 持分法適用の関連法人等 該当ありません。
(3) 持分法非適用の非連結の子会社及び子法人等 1社 会社名
八重洲緑関連事業協同組合 (4) 持分法非適用の関連法人等
該当ありません。
持 分 法 非 適 用 の 非 連 結 の 子 会 社 及 び 子 法 人 等 は、 当 期 純 損 益 (持 分 に 見 合 う 額)、 利 益 剰 余 金 (持 分 に 見 合 う 額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結計算書類に重 要な影響を与えないため、持分法の対象から除いております。
3. 連結される子会社及び子法人等の事業年度等に関する事項
連結される子会社及び子法人等の決算日は次のとおりであります。 3月末日 7社
記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
Ⅱ 会計方針に関する事項
1. 特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利 益を得る等の目的(以下、「特定取引目的」という。)の取引については、取引の約定時点を基準とし、連結貸借対 照表上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を連結損益計算書上「特 定取引収益」及び「特定取引費用」に計上しております。
特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については連結決算日の時価により、スワッ プ・先物・オプション取引等の派生商品については連結決算日において決済したものとみなした額により行ってお ります。
また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当連結会計年度中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権 等については前連結会計年度末と当連結会計年度末における評価損益の増減額を、派生商品については前連結会計 年度末と当連結会計年度末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。
2. 有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、その他有価証券につ いては原則として、時価のある株式については連結決算期末月1ヵ月平均に基づいた市場価格等、時価のある株式 以外のものについては連結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただ し時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っております。 なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
3. デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。 4. 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
当金庫の有形固定資産は、定率法を採用しております。 また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 2年~60年 その他 2年~20年
連結される子会社及び子法人等の有形固定資産については、資産の見積耐用年数に基づき、主として定額法に より償却しております。
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウェアについては、当金庫並びに 連結される子会社及び子法人等で定める利用可能期間(主として5年)に基づいて償却しております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数と した定額法により償却しております。なお、残存価額については零としております。
5. 貸倒引当金の計上基準
当金庫の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」(日本公認会計士協 会銀行等監査特別委員会報告第4号 平成24年7月4日)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権 については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき 計上しております。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による 回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額を計上しております。破綻先債権及び実質破綻先債権に 相当する債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額を計 上しております。
破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与信額が一定額以上の大口債務者のうち、債権の元本の回 収 及 び 利 息 の 受 取 り に 係 る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー を 合 理 的 に 見 積 も る こ と が で き る 債 権 に つ い て は、 当 該 キ ャ ッ シ
6. 賞与引当金の計上基準
賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支給見込額のうち、当連結会計年度に 帰属する額を計上しております。
7. 役員退職慰労引当金の計上基準
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額のう ち、当連結会計年度末までに発生していると認められる額を計上しております。
8. 睡眠債券払戻損失引当金の計上基準
睡眠債券払戻損失引当金は、負債計上を中止した債券等について、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積 り必要と認める額を計上しております。
9. 環境対策引当金の計上基準
環境対策引当金は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の処理費用の支出に備えるため、今後発生すると認め られる額を計上しております。
10. その他の引当金の計上基準
その他の引当金は、商品の引き換えに備えるために、その引当見込額を計上した販売促進引当金及び将来のキャ ッシング利息返還損失見込額を一括計上した利息返還損失引当金であります。
11. 退職給付に係る会計処理の方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については給付 算定式基準によっております。また、過去勤務費用及び数理計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。
過去勤務費用 : その発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(14年)による定額法により損益処 理
数理計算上の差異: 各連結会計年度の発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(14年)による定額法 により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理
なお、連結される子会社及び子法人等は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る当期 末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
12. 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
当金庫の外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、主として連結決算日の為替相場による円換算額を付しておりま す。
連結される子会社及び子法人等の外貨建資産・負債については、それぞれの決算日等の為替相場により換算して おります。
13. 重要なヘッジ会計の方法 (1) 為替変動リスク・ヘッジ
当金庫の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨 建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号 平 成14年7月29日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭債 権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う為替スワップ取引をヘッジ手段とし、ヘッジ対象である外貨建 金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確認することによりヘッジの有効 性を評価しております。
(2) 連結会社間取引等
デリバティブ取引のうち連結会社間及び特定取引勘定とそれ以外の勘定との間(又は内部部門間)の内部取引 については、ヘッジ手段として指定している金利スワップ取引に対して、「銀行業における金融商品会計基準適用 に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 平成14年2月13日。以 下、「業種別監査委員会報告第24号」という。)に基づき、恣意性を排除し厳格なヘッジ運営が可能と認められる 対外カバー取引の基準に準拠した運営を行っているため、当該金利スワップ取引から生じる収益及び費用は消去 せずに損益認識を行っております。
なお、一部の資産・負債については、繰延ヘッジ、あるいは金利スワップの特例処理を行っております。 連結される子会社及び子法人等の一部の資産・負債については、金利スワップの特例処理を行っております。 14. 消費税等の会計処理
当金庫並びに連結される子会社及び子法人等の消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
会計方針の変更
(「企業結合に関する会計基準」等の適用)
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日。以下、「企業結合会計基準」という。)、「連 結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号 平成25年9月13日。以下、「連結会計基準」という。)及び「事 業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成25年9月13日。以下、「事業分離等会計基準」という。)等を 当連結会計年度から適用し、支配が継続している場合の子会社及び子法人等に対する当金庫の持分変動による差額を 資本剰余金として計上するとともに、取得関連費用を発生した連結会計年度の費用として計上する方法に変更してお ります。また、当連結会計年度の期首以後実施される企業結合については、暫定的な会計処理の確定による取得原価 の 配 分 額 の 見 直 し を 企 業 結 合 日 の 属 す る 連 結 会 計 年 度 の 連 結 計 算 書 類 に 反 映 さ せ る 方 法 に 変 更 い た し ま す。加 え て、 当期純利益等の表示の変更及び少数株主持分から非支配株主持分への表示の変更を行っております。
企業結合会計基準等の適用については、企業結合会計基準第58-2項(4)、連結会計基準第44-5項(4)及び事業 分離等会計基準第57-4項(4)に定める経過的な取扱いに従っており、当連結会計年度の期首時点から将来にわたっ て適用しております。
なお、当連結会計年度において、連結計算書類に与える影響額はありません。
未適用の会計基準等
「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号 平成28年3月28日) (1) 概要
本適用指針は、主に日本公認会計士協会 監査委員会報告第66号「繰延税金資産の回収可能性の判断に関する監査 上の取扱い」において定められている繰延税金資産の回収可能性に関する指針について基本的にその内容を引き継 いだ上で、一部見直しが行われたものです。
(2) 適用予定日
当金庫は、当該適用指針を平成28年4月1日に開始する連結会計年度の期首から適用する予定であります。 (3) 当該会計基準等の適用による影響
当該適用指針の適用による影響はありません。
追加情報
(特別準備金)
平成20年10月1日の株式会社化に伴い、株式会社商工組合中央金庫法附則第5条に基づき、資本金、利益剰余金か ら特別準備金への振替を行っております。
なお、特別準備金は次の性格を有しております。
(1) 剰余金の額の計算においては、株式会社商工組合中央金庫法第43条の規定に基づき、特別準備金の額は、資本金 及び準備金の額の合計額に算入されます。
(2) 欠損のてん補を行う場合、株式会社商工組合中央金庫法第44条第1項の規定に基づき、資本準備金及び利益準備 金の額の合計額が零となったときは、特別準備金の額を減少することができます。なお、特別準備金の額を減少し た後において剰余金の額が零を超えることとなったときは、株式会社商工組合中央金庫法第44条第3項の規定に基 づき、特別準備金の額を増加しなければなりません。
(3) 自己資本の充実の状況その他財務内容の健全性が向上し、その健全性が確保されるに至ったと認められる場合に は、株式会社商工組合中央金庫法第45条の規定に基づき、株主総会の決議によって、特別準備金の額の全部又は一 部を国庫に納付することができます。
(4) 仮に清算することとなった場合には、その債務を弁済してなお残余財産があるときは、株式会社商工組合中央金 庫法第46条の規定に基づき、特別準備金の額を国庫に納付するものとされています。
(危機対応準備金)
株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の6に基づき、危機対応業務の円滑な実施のため、政府が出資した金額を 危機対応準備金として計上しております。
なお、危機対応準備金は次の性格を有しております。
(1) 剰余金の額の計算においては、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の9第1項の規定により読み替えて適用 される同法第43条の規定に基づき、危機対応準備金の額は、資本金及び準備金の額の合計額に算入されます。 (2) 欠損のてん補を行う場合、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の7の規定に基づき、特別準備金の額が零と
なったときは、危機対応準備金の額を減少することができます。なお、危機対応準備金の額を減少した後において 剰余金の額が零を超えることとなったときは、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の9第1項の規定により読 み替えて適用される同法第44条第3項の規定に基づき、危機対応準備金の額を増加しなければなりません。この危 機対応準備金の額の増加は、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の9第2項の規定に基づき、特別準備金の額 の増加に先立って行うこととされています。
(3) 危機対応業務の円滑な実施のために必要な財政基盤が十分に確保されるに至ったと株式会社商工組合中央金庫が 認める場合には、株式会社商工組合中央金庫法附則第2条の8及び第2条の9第1項の規定により読み替えて適用 される同法第45条の規定に基づき、株主総会の決議によって、危機対応準備金の額の全部又は一部に相当する金額 を国庫に納付するものとされています。
(4) 仮に清算することとなった場合には、その債務を弁済してなお残余財産があるときは、株式会社商工組合中央金 庫法附則第2条の9第1項の規定により読み替えて適用される同法第46条及び同法附則第2条の9第3項の規定に 基づき、危機対応準備金の額を国庫に納付するものとされています。
注記事項
(連結貸借対照表関係)
1. 関係会社の株式及び出資金総額 (連結子会社及び連結子法人等の株式及び出資金を除く) 10百万円 2. 貸出金のうち、破綻先債権額は68,203百万円、延滞債権額は381,301百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利 息 の 取 立 て 又 は 弁 済 の 見 込 み が な い も の と し て 未 収 利 息 を 計 上 し な か っ た 貸 出 金 (貸 倒 償 却 を 行 っ た 部 分 を 除 く。 以下、「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号イ からホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを 目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
3. 貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は571百万円であります。
なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で 破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
4. 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は14,370百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶 予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3 ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。
5. 破 綻 先 債 権 額、 延 滞 債 権 額、3 ヵ 月 以 上 延 滞 債 権 額 及 び 貸 出 条 件 緩 和 債 権 額 の 合 計 額 は 464,446 百 万 円 で あ り ま す。
なお、上記2.から5.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
6. 手形割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた銀 行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替等は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる 権利を有しておりますが、その額面金額は、207,506百万円であります。
7. 担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産
有価証券 850,352百万円
担保資産に対応する債務
預金 6,343百万円
売現先勘定 13,525百万円
債券貸借取引受入担保金 105,546百万円
借用金 540,000百万円
上記のほか、為替決済等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、有価証券62,171百万円を差し入 れております。
また、その他資産には、金融商品等差入担保金12,063百万円、保証金・敷金等2,237百万円が含まれております。 8. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契
約 上 規 定 さ れ た 条 件 に つ い て 違 反 が な い 限 り、 一 定 の 限 度 額 ま で 資 金 を 貸 し 付 け る こ と を 約 す る 契 約 で あ り ま す。 これらの契約に係る融資未実行残高は、1,011,058百万円であります。このうち原契約期間が1年以内のもの又は任 意の時期に無条件で取消可能なものが968,544百万円あります。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも 当金庫並びに連結される子会社及び子法人等の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。こ れらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫並びに連結され る子会社及び子法人等が実行申し込みを受けた融資の中止又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付 けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期 的に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等 を講じております。
9. 有形固定資産の減価償却累計額 71,772百万円 10. 有形固定資産の圧縮記帳額 17,523百万円
(連結損益計算書関係)
1. 「その他の経常費用」には、貸出金償却364百万円及び株式等償却30百万円を含んでおります。 2. 連結包括利益 6,131百万円
(金融商品関係)
1. 金融商品の状況に関する事項 (1) 金融商品に対する取組方針
当金庫グループは融資事業及びデリバティブ取引の提供等の金融サービス事業を行っております。
これらの事業を行うため、預金の受入れ、債券の発行等による資金調達を行っております。このように、保有 する資産・負債は、金利・有価証券の価格・為替相場等様々な市場のリスクファクターの変動により、その価値 が変動し損失を被るリスクを有しております。こうしたリスクを適正に管理しつつ、安定した収益を確保する観 点から、資産及び負債の総合的管理(ALM)を実施しており、その一環として、デリバティブ取引も行ってお ります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当金庫グループにおける資産は、主として国内の取引先に対する事業性の貸出金であり、取引先の財務状況の 悪化等により損失を被るリスク(信用リスク)があります。
また、有価証券は、主に債券及び株式であり、債券については一部を満期保有目的で、トレーディング業務で は売買目的で保有し、株式については純投資目的及び政策投資目的で保有しております。これらは、それぞれ発 行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
債券及び借用金は、一定の環境の下で当金庫グループが市場を利用できなくなる場合など、支払期日にその支 払いを実行できなくなる流動性リスクに晒されております。
デリバティブ取引にはALMの一環で行っている金利スワップ取引や通貨スワップ取引等があります。当金庫 グループでは、これらを利用して、有価証券、債券、借用金、外貨建ての貸出金に関わる金利の変動リスクや為 替の変動リスクを回避しております。なお、ヘッジ会計の適用要件を満たすデリバティブ取引については、ヘッ ジ会計を適用しております。これらのヘッジ開始から有効性判定時点までの期間において、ヘッジ対象とヘッジ 手段の残高を比較する等により、ヘッジの有効性を確認しております。
こ の ほ か、 ト レ ー デ ィ ン グ 業 務 で は、 取 引 先 の 金 利 や 為 替 の 変 動 リ ス ク を ヘ ッ ジ す る ニ ー ズ に 応 え る 目 的 や、 金利や為替の変動による短期的な収益獲得を目的として、金利スワップ取引や通貨スワップ取引、債券先物取引、 為替予約取引等を行っております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当金庫グループは、信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について、信用格付、与信許容限度、個 別案件毎の与信審査、担保・保証等の与信管理に関する体制を整備し運営しております。これらの与信管理は、 各営業店のほか審査本部により行われ、また、大口与信先への対応については、定期的に経営陣による投融資 会議等を開催し、付議しております。さらに、監査部がリスク管理態勢等の監査を行っております。
有価証券の発行体の信用リスク及びデリバティブ取引のカウンターパーティーリスクに関しても、信用リス クに関する管理諸規程に従い、信用格付、与信許容限度による管理体制を整備し運営しております。対市場取 引については、統合リスク管理部による外部格付のモニタリングや市場取引部署による信用情報等の収集等に 基づき、定期的に管理しております。
② 市場リスクの管理 (ⅰ)金利リスクの管理
当金庫グループでは、バンキング業務、トレーディング業務毎に複数のカテゴリーに区分した上で、経営 会 議 や A L M 会 議 等 が 設 定 し た 10bpv(金 利 の 10 ベ ー シ ス ・ ポ イ ン ト (0.10 %) の 上 昇 が 時 価 に 与 え る 影 響 額)やバリュー・アット・リスク(VaR)の限度額に基づき金利の変動リスクを管理しております。「市場 関連リスク管理規程」等において、リスク管理方法や手続等の詳細を明記しており、ALM会議等において 実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。日常的には統合リスク管理部において金融 資産及び負債の金利リスクの状況を把握し、評価損益や10bpv、VaR等によりモニタリングを行い、日次で 担 当 役 員 に、 月 次 で 代 表 取 締 役 並 び に A L M 会 議 に 報 告 し て お り ま す。な お、 A L M 会 議 等 の 決 定 に よ り、 金利の変動リスクをヘッジするための金利スワップ等のデリバティブ取引も行っております。
(ⅱ)為替リスクの管理
為替の変動リスクに関して、日次の総合持高管理により為替持高の一定範囲内への抑制を行っております。
(ⅲ)価格変動リスクの管理
株式については、純投資目的と政策投資目的で運用方針を区分し、以下のとおり管理をしております。 純投資株式については、経営会議やALM会議が設定した保有残高やVaRの限度額に基づき価格変動リ スクを管理するとともに、格付のモニタリングによる業況把握も行っております。
政 策 投 資 株 式 に つ い て は、 取 締 役 会 が 年 度 間 総 合 計 画 に お い て、 保 有 残 高 の 限 度 額 を 決 定 し て お り ま す。 政策投資株式のうち上場株式についてもVaRの限度額を設けて価格変動リスクを管理するとともに、株価 推移管理による業況確認や、未公開株式も含めた保有方針の見直しを行っております。
具体的なリスク管理方法や手続き等の詳細については「市場関連リスク管理規程」等に明記しており、A LM会議等において実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。日常的には統合リスク 管理部において純投資株式や政策投資株式の残高や評価損益、VaR等によりモニタリングを行い、日次で 担当役員に、月次で代表取締役並びにALM会議に報告しております。
(ⅳ)デリバティブ取引
デリバティブ取引に関しては、取引の執行、ヘッジ有効性の評価、事務管理に関する部門をそれぞれ分離 し内部牽制を確立しております。
(ⅴ)市場リスクに係る定量的情報 (ア)特定取引目的の金融商品
当金庫グループでは、「特定取引資産」のうちの売買目的有価証券、「デリバティブ取引」のうち特定取 引目的として保有している金融商品に関するVaRの算定にあたっては、ヒストリカル・シミュレーショ ン法(保有期間10日、信頼区間99%、観測期間5年)を採用しております。
平 成 28 年 3 月 31 日 現 在 で 当 金 庫 グ ル ー プ の ト レ ー デ ィ ン グ 業 務 の 市 場 リ ス ク 量 (損 失 額 の 推 計 値) は、 全体で541百万円であります。
なお、当金庫グループでは、モデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティングを実 施しております。平成27年度のトレーディング業務に関して実施したバックテスティングの結果、使用す る計測モデルは十分な精度により市場リスクを捕捉しているものと考えております。
ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測 しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があ ります。
(イ)特定取引目的以外の金融商品
特定取引目的以外で保有している主たる金融商品は、「貸出金」、「有価証券」のその他有価証券に分類さ れる債券と株式、満期保有目的の債券に分類される債券、「現金預け金」、「預金」、「譲渡性預金」、「債券」、
「借用金」、「デリバティブ取引」のうちの金利スワップ取引と通貨スワップ取引であります。これらの金融 商 品 に 関 す る V a R の 算 定 に あ た っ て は、 ヒ ス ト リ カ ル ・ シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 法 (保 有 期 間 1 ヵ 月 ~ 1 年、 信頼区間99%、観測期間5年)を採用しております。
平成28年3月31日現在で当金庫グループのトレーディング以外の業務の市場リスク量(損失額の推計値) は、全体で8,347百万円となっております。ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した 一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下 におけるリスクは捕捉できない場合があります。
なお、当金庫グループでは、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける金融資産及び金融負債 について、10bpvを金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。金利以外のすべ てのリスク変数が一定であることを仮定し、平成28年3月31日現在、指標となる金利が10ベーシス・ポイ ント上昇したものと想定した場合には、金融商品の時価が3,303百万円減少するものと把握しております。 当該影響額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数との相 関を考慮しておりません。また、金利に10ベーシス・ポイントを超える変動が生じた場合等には、算定額 を超える影響が生じる可能性があります。
(追加情報)
当金庫グループにおけるリスク計量手法の高度化を目的として、VaRの算定方法を、分散共分散法か らヒストリカル・シミュレーション法に変更しております。また、それに伴い、主な前提条件のうち、観